出典は『玉水物語』。中世の御伽草子からの出題であった。語句や文法レベルでは容易だが、予期や思惑をはらみながら展開する起伏のあるストーリーを正しく把握することが肝要である。昨年と同様、傍線の前後だけ見て答えを選ぶような姿勢を排し、「文章」を読むことを求める意図が感じられる。

一般に、古文の読解においても、一文を正確に解釈する力とともに、全文の大意を素早くつかむ力が求められる。大意をつかむ上での着眼点は以下の通り。

①場面を把握する。②「を・に・ば・ど・が」などに着目し意味のまとまりを把握する。③「主一述」を中心に文の骨格をつかむ。④述部(敬語表現も含む)との関係で主語や目的語などの省略部を補う。⑤文意を転じる付属語(助動詞・助詞)や心情・判断を表す形容表現に着目する。

 

2019センター国語/第三問/解答解説

 

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