出典は杜甫の『杜詩詳註』。著者は盛唐の詩人。詩仙 李白と並び、詩聖と称される。漢文は、中国文語を日本語の古語で訓読したものである。古代以来、わが国のエリート層に広く親しまれ、大陸的な世界観や合理的なものの見方は、日本人の思想形成に大きな影響を与えてきた。そうした観点から、現在の国語教育においても、漢文は「古典」の一つとして、語学的に、かつ思想内容的に学ばれている。

漢文解釈においては、以下の三つのレベルに着目し、「小から大」「大から小」と見て総合的に判断する。
①語句のレベル(頻出語、推測語)
②一文のレベル(基本構文、句法・語法)
③文章のレベル(対句・比喩などのレトリック、論理展開)

 

2019センター国語/第四問(漢文)/解説講義

 

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