日々変わっていく社会情勢に対するGVの対応を掲載しております。

 

沖縄県では新型コロナウイルスの新たな感染者が昨日まで19日確認されない状況が続いています。また新型コロナウイルスでの入院患者も12人まで減り、以前専門家会議のロードマップで示された段階的な活動開始への目安、県人口の10万分の1を下回る水準にまでなりました。こうした状況を踏まえ、グレイトヴォヤージュでは、5月6日に予定した通り、明日21日から教室を完全開放し、校舎での授業とオンラインでの授業を同時並行して実施していきます。校舎では、今後も過度の密集は避け、教室ごとの人数を制限し、アルコール消毒や換気などをこまめに行っていきます。GV生は、今後も引き続き、教室で提供する授業ほか、個別指導、添削指導、質問受付、学習マネジメント、個人面談などグレイトヴォヤージュが提供する全てのサポートを、オンラインを通して自宅でも受けることができます。 グレイトヴォヤージュでは、ここに至るまで、県内でコロナが流行していく状況に対して常に早めに動き、適切な対応を心がけながら、生徒の学びを止めることなく維持することができました。双方向でのオンライン授業は、2月末から実用化の検討を始め、4月13日から校舎での授業と並行して完全実施することになりました。その後、県の緊急事態措置に応じて23日からは教室での授業は一旦停止し、オンライン授業に一本化、時間割にある全ての授業をオンラインで実施するとともに、個別指導や学習マネジメント、ゴールデンウィーク中の三者面談などオンラインを通してのサポートを拡充させてきました。教室の完全開放は、県の緊急事態措置延長に合わせ、当初予定した5月7日から延びましたが、生徒個別の事情を聞き取り、それに寄り添う形で5月11日から分散登校を実施してきました。そして、明日からいよいよ、「教室の授業とオンラインの授業を同時並行して実施する」「教室でも自宅でも選択してGVのサポートを受けられる」4月13日より始まったグレイトヴォヤージュの基本形にパワーアップして復帰します。

 

今後の指針として二点。

まず、オンライン・サポートについてですが、グレイトヴォヤージュでは、それをコロナの緊急事態に対する一時的な代替措置ではなく、今後の教育の未来をつくる大きな可能性を秘めるものと見定めています。コロナの状況は、とてもシビアなものですが、一方で私たち教育に携わるものにドラスティックな自己改革を迫るものでもある。口先だで唱えられてきたICT教育、一人ひとりに対応した教育、誰もが平等に受けられる教育、こうしたものへの実現に向けて動きだすことを一挙に迫る、その圧力にもなっているのです。グレイトヴォヤージュは、こうした視点に立ち、コロナの第二波、第三波に万全に備えるとともに、オンラインを通して一人ひとりに深く、そして広くたくさんの人により良いサポートを届ける方法を貪欲に追究し、沖縄の公教育、民間教育を問わず、その実践を共有していきたいと考えます。 もう一つは教室のあり方について。今、まさにグレイトヴォヤージュで実践しているように、アフターコロナの時代には遠隔で教育も仕事も代替できそうではある。その中で、教室が維持されることにどんな意味があるのか。コロナの状況は、また一方で私たちが主体的につくる関係性、社会の強さを試しているような気がします。教室は、みんなが一斉に同一の目標に向かう場から、多様な存在に出会う交流の場。他者に刺激を受け、試行錯誤を繰り返し、自己の可能性を見極める場。他者を理解し、自己を理解して、多様な存在がそれぞれとしてありながら、共感を育んでいく場。まだ言葉にしにくいですが、社会の基体としての教室、それを私たち教員も、ときにメンターとして、ときに生徒と同じ視点にたって、活性化していことが求められていると思っています。

 

大学受験予備校グレイトヴォヤージュ代表 大岩光昭