『社会を結びなおす 教育・仕事・家族の連携へ』本田由紀 を教材にして、日本社会をざっくり理解するインプット中心の授業でした。

 

グローバリゼーションの光と影【総合型/推薦型】

 

この本では、「戦後日本型循環モデル」という社会モデルで日本社会を見ていきます。高度経済成長期に教育、家庭、仕事の3つの領域がどのように結びついて、今の日本社会をつくってきたのか、それがどのような要因によって支えられてきたのか、それが今どのように崩壊して、どのような課題として現れているのかを確認していきました。

男性正社員を中心とする就労と日本型雇用、専業主婦によって支えられる近代的な核家族、学校教育から新卒一括採用で企業社会へと接続される教育、といった労働・家族・教育の社会学で説明される各要素を整理しつつ、それを支えてきた要因として人口や国際情勢などを一緒に確認していきます。

 

1つ1つ具体的にわかりやすく説明される本書で、日本の現代的な課題の背景にある日本社会の仕組みの大枠を理解する、ということが今回の授業の目的でした。

 

普段の授業の中で、現代社会を歴史的に捉える視点、社会構造を考える視点の重要性を伝えてきていますが、その意味を実感する時間になりました!生徒同士のグループワークの中で、それぞれが考えてきたこととモデルがどう結びつくか確認したり、新たに発見したことを共有していきます。

 

これからの授業でも様々なテーマを扱いますが、今回の社会モデルを参照して理解を深める機会がたくさんでてきます!

 

【総合型/学校推薦型オススメ本】

 

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