国際通りの空店舗からスタートして今年で8年目。浪人生40人程から始まったGVも振り返ってみると、これまで900人程の卒業生が巣立っていきました。では、その卒業生達がGVを卒業後どのような活動をしているのか?どんな大学生活を送っているのか?そんな参考にしていただけるページとなっております。大学別で掲載していきますので、気になる大学を見ていただき自身の受験生活の参考にしていただけたらと思います。

 

東京大学 教養学部 基礎教育学科(開邦高等学校 出身)

宇地原栄斗

高校卒業後の浪人時代、創立間もないグレイトヴォヤージュで学んだ。生徒60人に先生4人の小所帯。ユニークな先生達は「受験にとらわれない勉強をしよう」と、社会に目を向け、課題をどう切り取るかという視点を教えてくれた。

母子家庭で育った生い立ちもあり、自然と沖縄が抱える貧困問題に関心が芽生えた。東大に入ると環境は一変する。周囲は世帯収入が数千万円という裕福な家庭の子ばかり。よくいわれる「学力の差=経済力の差」を肌で感じた。友人に貧困の話を振っても「その人の努力が足りないからでしょ」という返事。学習さえもままならない境遇への感受性のなさに閉口してしまう。

学習支援事業を行うNPO法人「ラーニング・フォー・オール」に出会うのは大学2年の春。学生がボランティアで教師となり、学習困難な状況にある子どもの元へ派遣されるプログラムに加わった。受け持った東京・葛島区の中3男子は、3桁割る2桁の計算に苦しむほどだった。明るい内気な子だったが、同級生から「バカなのになぜ勉強するんだ」となじられ、傷ついていた。目標は都立高校合格。二人三脚の受験勉強が始まった。

【続きは沖縄タイムスWebページをご確認ください。】
東大で感じた「学力の差=経済力の差」現役東大生が目指す、教育格差のない社会

その他にも、宇地原くんの活動をこちらではまとめていきたいと思います。

 

中央大学 総合政策学部(沖縄尚学高等学校 出身)

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私は高校3年生の頃にGVに通っていて、指定校推薦で中央大学総合政策学部に進学し、2019年4月に卒業します。

大学では主に韓国語や韓国の文化を学び、学外での活動として内閣府の日韓交流事業に毎年参加していました。3年次からは、BASE株式会社というショッピングアプリを制作している会社でインターン生として働きながら、一緒に働いていた仲間と2人でファッション系のネットショップを運営し始めました。韓国で仕入れた商品や、ハンドメイドのアクセサリーなどを販売していて、基本的な運営から仕入れ、デザイン、製作、発送など全ての作業を自ら行っています。大学卒業後もBASEで働きながらショップオーナーとして活動していて、将来はショップの運営を本業としてやっていきたいと思っています。

改めて大学生活を振り返ってみると、ひたすら関心のある分野に向かって突き進んだ4年間だったように思います。大好きな韓国について学び、韓国語を身に付け、元々関心のあったファッションとインターネットショップに関係するアルバイトや活動を経験し、最終的にその全てが結びつきました。そういった私の活動の根源には、いつもGVでの学びがありました。基本的な勉強はもちろんですが、それ以外のところにも関心を向け、新たな世界を知り、視野を広げることができる。それがGVではないかと思います。高校3年生の頃に入塾し大岩先生に出会っていなければ、きっと今のわたしは全く違うことをしていたと思います。GVでの学びは、必ず人生の宝物になります。みなさん一緒に頑張りましょう!

【ggotgill / コッキル】
→https://ggotgill.theshop.jp/

かずきさんの運営するネットショップとなっております。素敵な商品が色々と揃ってますので、ぜひ覗いていただけたらと思います。また、何か質問などございましたらGVまで!

 

一橋大学 社会学部(開邦高等学校 出身)

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大城は激怒した。必ず、かの小人閑居せしめる怠惰を除かねばならぬと決意した。大城には勤勉がわからぬ。大城は底辺一橋生である。麻雀が大好きで、女と遊ぶこともなく暮らしてきた。けれども怠惰に対しては、人一倍敏感となっていた。

(中略)
「怠惰は、私をダメにします。」
「なぜダメにするのだ。」
「ステレオタイプの、有意義でキラキラした大学生活を送る志向を抱いている、というのですが、誰もそんな、志向を持ってはおりませぬ。」
「幾度もダメにされたのか。」
「はい、はじめは普通のキラキラサークルに入った私を。それから、官僚を目指していた私を。それから、就活中の私を。」
「おどろいた。お前は終わりか。」
「いいえ、終わりではございませぬ。」
大城は改心した。「せめて良い卒論を書こう。」
大城は、単純な男であった。推敲しないまま卒論計画書をゼミで発表していった。たちまち彼は、ゼミの教授に捕縛され詰められた。
「こんなもので卒論が書けるものか。」
(続きはwebで。)

そんなこんなで、「オール沖縄」をテーマに卒論の執筆作業を続けたのであった。そのストレスは凄まじいもので、ポヨポヨし始めた腹はその証左であろう。半ば既定路線でもあった大学院進学であったが、卒論を書き進めるうちに、沖縄の政治をより深く研究したいという想いを強めていくこととなった。現在、院試の口述試験を控えている。流石に怠惰に負けることなく、人事を尽くしたいところだ。

いかなる大志も、怠惰によって埋没してしまうことはある。ただ、それは恥ではない。友のもとに戻って来たメロスのように、かつて抱いた大志に再び戻ってこればよいのだ。躓きの自覚こそ肝要。美談だけで飾られた「綺麗な」大学生活など、実在しないのだから。
以上、誇られぬ先輩の自戒。

※一部事実と異なる記述と謎の論理展開がございます。(ちなみに大学院は無事合格しましたとさw)

 

東京外国語大学 中央ヨーロッパ

東京外国語

東京外国語大学の国際社会学部1年中央ヨーロッパに所属しており、現在チェコ語を学んでいます。週に6コマをチェコ語に費やし、ネイティブの先生からコミュニケーションを、日本人の先生か文法を習い、本格的に言語習得を目指す日々を送っています。外大生とてもまじめで、みんな何か特定の分野に(スラブ言語学やハプスブルク家の研究などだいぶコアな(笑))興味を持ち、相当な熱量をもって大学に進学している人たちばかりで、毎日激的な日々を送らせてもらっています。

今、そんな個性的な大学である授業の中で教職課程を取っていて、教育者としての道を模索しています。「子供の貧困」について考える学習支援に参加しており、活動の中で仲間たちと様々な背景を持つ子供たちの未来について考え行動していくことにとってとても有意義で楽しいです。将来、子供一人ひとりの人生に向き合える教育者になりたいと思い、そのために大学生活をささげようと励んでいます。

 

上智大学 総合グローバル学部(那覇国際高等学校 出身)

野原真子

私は、スポーツを通して地域根ざした国際協力をしたいと考え、現在は上智大学総合グローバル学部 総合グローバル学科で学んでいます。

大学での学び加え「Go Beyond」という東京2020、そして共生社会の実現向けて活動する学生団体所属し、外国人だけでなく、障がい者や高齢者などとスポーツを通して交流するため様々なイベントを企画しています。


将来はまだ漠然としていますが、スポーツで1人でも多くの人を笑顔したいと考えています。GVの推薦・AO対策でやっていたよう様々なところへ足を運び、1つの課題対して多角的な視点で捉えるような学びを大学生った今でも実践しており、その学びが私の夢をさら大きく、そして深化させてくれています。

 

千葉大学 工学部(沖縄尚学高等学校 出身)

安谷屋盛

私は千葉大学工学部デザイン学科に所属しています。周りの人から、デザイン学科って何するところなの?って聞かれることが多いので答えます!デザイン学科では、最終的に、車やインテリア、製品、グラフィック、パッケージ、広告、アプリのデザインなど、皆さんがよく知るデザインから、こんなこともデザインするのか!ということまで、幅広く学べます。デザイン学科に入ってからというもの、周りを見るのがとても好きになりました。街にあるほとんどのモノがプロのデザイナーがデザインしたもので溢れています。その中でも、すげぇ!って感動するものや、あれ?これってこれでいいのか?と疑問を持つデザインも中にはあります。そういうものも含めて、見る目がついたのかななんて思います。そんな私は将来、特許庁の審査官になりたいと思っています。誰かが作ったモノやロゴを保護するという仕事に魅力を感じ、自分が何か作るより、他の人のデザインを見るのが好きっていうところが、きっかけです。

高校在学中も特に成績がいいわけでもなく、たまに模試でいい点数だからってちょっといいクラスにいたりして、真面目に授業を受けるわけでもなくサボってばっかりでした。GVに入ってからも、またまたサボってばっかりでした(笑)。でもそんな僕を見捨てることなくご指導なさってくれた先生方には本当に感謝でいっぱいです。授業を真面目に行くことができてからは授業が楽しくて仕方なかったことを覚えています。

今まさに授業をサボってるそこの君!!今からでも遅くない!!

 

琉球大学 法文学部(沖縄尚学高等学校 出身)

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私は、琉球大学の法文学部の経済学専攻に所属しております。聞き覚えがない受験生も多くいるかと思いますが、現在の人文社会学部や国際地域創造学部の前身にあたる学部です。私が琉球大学に進学した理由は、地元沖縄について学び研究することができるからです。沖縄の産業の80%以上は第三次産業が占めており、また沖縄独特の地元に根付いた沖縄観光産業が多くあります。そのような産業を経済という視点からどのように将来、発展させることができるのかなどを学び、研究しています。4年次となる今年度は卒論の執筆があり、この中で沖縄の交通網に関する経済とのつながりについて書いていく予定です。

学外活動としては、子どもたちが社会の仕組みについて楽しく学び合う「こどもタウン」の沖縄初開催時の運営や東京大学大学院教授 梶谷真司先生とともに沖縄での「哲学対話」イベントを毎年開催しております。世代の枠組みを超えた幅広い交流は、学校では決して学べないとても貴重な体験で、今まで自分の中になかった新たな視野を広げてくれました。特に「沖縄でやる」ことにものすごく意味があると思っており、沖縄の社会全体の発展にこれからも頑張っていこうと思います。

 

 

 

沖縄県那覇市の大学受験予備校グレイトヴォヤージュ