〈概要〉

試験時間 100分

大問数 4題

大問構成 1長文読解(30点) 2英文読解(30点) 3会話・対話文(10点) 4英作文(30点) 

設問形式 語彙問題、内容把握、内容一致、語句整序、要約、空所補充、自由英作文(150words)

〈長文読解〉

長文読解(大問12)の傾向

琉球大学の二次試験の長文読解は、さまざまな設問が用意されているのが特徴です。過去の問題では、語彙(言い換え問題)や内容一致問題、和訳、指示語の説明問題、要約問題など、最近では英語で記述する問題も出題されています。琉球大学の設問形式は、年によって変わります。例えば、英語で記述する問題が2015年~2017年の三年間出題されましたが、2018年の問題では出題されず、翌年の2019年度には英語の記述問題が復活しました。ほかの問題では、2012年には、300字の要約問題が出題された年もあります。

また長文の語数は700語~1000語程度でセンターの第六問より語数が多い英文が毎年出題されます。

 

長文読解 対策

①さまざまな問題を解こう

琉球大学の長文の対策としては、様々な記述問題に触れることをお勧めします。

琉球大学は、さまざまな設問形式が用意されているので、二次対策用の参考書や他の大学の長文読解を解きどんな問題形式でも対応できるよう準備しましょう。 オススメする過去問は、長崎大学の過去問です。長崎の大学の過去問は、琉球大学同様に、選択問題、日本語での記述、英語での記述とさまざま設問形式があるので参考にして解くことをオススメします。

 

②長文を読むスタミナをつけよう。

琉球大学の英語長文は、普段読む文章よりも英文の量が多いです。700語~1000語の英文を読むスタミナが必要です。オススメは、琉球大学の過去問です。過去問がある分解いて長い英文を読み慣れましょう。オススメ参考書では「イチから鍛える英語長文700・1000」や「やっておきたい英語長文700・1000」です。この参考書は、琉球大学と同じ英文量の問題が載ってますが、難しい問題もあるので英語が苦手な生徒はあまりオススメできません。英語が苦手な生徒はまず、琉球大学や長崎大学の過去問を解く事をお勧めします。

 

レベル別対策(長文読解)

センター英語の点数が160点以下の生徒

  1. 英語長文レベル別問題集(4)中級編 

            

  1. 英語長文レベル別問題集(5)上級編

              

  1. 琉球大学過去問3年分(手に入るなら10年分)

            

  1. 長崎大学過去問3年分(手に入るなら5年分)

1と2を夏休みから10月のまでの間に解きましょう。センター後の二次試験直前に3と4を中心に問題を解き、空いた時間にもう一度①と②を復習してください。

 

センター英語の点数が160以上の生徒 

  1. 英語長文レベル別問題集(5)上級編

            

  1. イチから鍛える英語長文700・1000 or やっておきたい英語長文700・1000

            

  1. 琉球大学過去問3年分(手に入るなら10年分)

            

  1. 長崎大学過去問3年分(手に入るなら5年分)

1と2を夏休みから10月のまでの間に解きましょう。センター後の二次試験直前に3と4を中心に問題を解き、空いた時間にもう一度1と2を復習してください。

 

夏休みから二次対策ができなかった生徒

夏休みから二次対策ができなかった生徒は、センター後に③と④の過去問を中心に問題を解き、空いた時間に上記のレベル別を合わせて①と②を解いて2次レベルの問題をたくさん解きましょう。

記述の問題は、英語の先生に添削してもうことをオススメします。自己の判断では、間違いに気づかない場合があるので、是非添削を頼んでください。

 

〈会話・対話文 対策〉

会話・対話文(大問3)の傾向

日常的な会話・対話文で、その中で空欄補充問題が数問、選択肢の問題が2問程度になっています。空欄補充問題は、記述問題が出題されるため英作文の力を問う内容となっています。最近の問題では、英単語は一語を書く問題ですが、以前に文脈に合わせた一文を英語で記述する問題もでました。

 

会話・対話文 対策

頻出の会話表現を一通り書けるようにしましょう。英会話表現を覚えることが大事です。また、大事になってくるのが「会話の流れ」です。空欄の前後をしっかり読み会話の流れに合わせた英語を記述しよう。第三問の会話・対話文は、配点が10点で低い割合になってますが、少し勉強をするとすぐに点数が伸びます。医学部生の生徒は、満点近く取らないといけない問題なので普段から会話表現を覚えるように勉強しよう。対策に、Z会の「英会話問題のトレーニング」をお勧めしますします。また、立命館や同志社の過去問にも英会話問題があるので参考にして解いてください。

 

 

〈自由英作文〉

自由英作文(大問4)の傾向

琉球大学の英作文は、150語程度と文章量が多くまた初見で書くにはなかなか難しい内容(社会問題がテーマ)が多いです。過去問例2018年「グローバルな協力を行うにあたって 支障となる言語以外の『違い』その問題と解決策」、2017年「人間が担ってきた仕事をロボットで置き換えることへの賛否」、2016年「サマータイム制への賛否」などの社会問題がテーマが用意されています。しかし2013年には「高校を辞めようと考えている友達をどう説得して思いとどませるか」を述べさせる問題がでました。また2019年の問題は、グラフの読み取り問題が出題されました。グラフ問題を書いたことがない生徒の中には、この問題が出題され驚く生徒もいました。

 

自由英作文 対策

自由英作文は、一人で対策するのは難しいので、小論文と同じように先生に添削をしてもらい、文法的なミスのチェックだけでなく論理展開や考え方などの内容面もしっかりみてもらうのが一番の対策です。普段からさまざまなテーマについて問題形式にとらわれず150語程度で書けるよう練習しましょう。また、今年からグラフ問題が出題されたのでグラフの読取を記述する練習をしよう。対策としては、英検準1級の過去問や他の大学の過去問を解くことオススメします。英作文をすぐに書けない生徒は、まずは解答例を読んで英語の表現やテーマに対するネタをたくさん覚えましょう。琉球大学の過去問例として、赤本だけでなく琉球大学が解答例を載せているので、琉球大学のHPを参考にしてください。

 

琉球大学HP  http://www.u-ryukyu.ac.jp/admissions/passed/ 最下部に解答があります。

 

オススメの参考書「英検2級ライティング大特訓」「英検準1級ライティング大特訓」この2冊は英検用の参考書ですが、自由英作文の基本的な書き方や考え方が説明され、またさまざまなテーマのネタが書かれているので、英作文の知識を蓄えるに非常に良い内容になっています。