共通テストの特徴

共通テスト(以下共テ)でも知識を問う出題はされ、センター試験にも思考力を問う良問はあった。では、変化したのは「暗記・知識」と「思考・表現」における「配点の比率」なのだろうか。 この一年「ある変化」に注目してきた。 共テ形式の演習の反省で「しっかり読めばできた(A)」「何をするか見失った(B)」という振り返りに生徒が陥り、しかもそれが繰り返されたことだ。 試行調査や第1日程に続き第2日程でも、Aの原因である「会話形式による『圧倒的な情報量』」と、Bの原因である「特徴的な『段階を踏んだ思考手順』」の様式に沿った出題がされた。アクティブラーニングモンスター太郎と花子(以下ALM)が織り成す、問題冊子がぶ厚くなるM-1顔負けの無駄なやりとりにより『A圧倒的な情報量』が大切な要素を埋もれさせ、『B段階を踏んだ思考手順』の流れを見失わせる。 共テの特徴はこの2点の変化に集約される。それは全科目に当てはまると確信する。

今後の学習はどうしたら良いの?

令和2年4月、一斉休校の大混乱の中、小学校の教科書=指導要領が、静かにそして大幅に改定された。 注目を集めたのは「プログラミング」と「英語の教科化」であった。 「プログラミング」では、一問一答のような小さい論理パーツ(XならばY)をつなぎ合わせ、一つのストーリーに組み立てる思考法を養う。 「英語の教科化」では4技能の早期必修化により、読み書きに加え、話す聞くの実用的会話力の向上を狙った。 第1回共テを終えたこの春、中学の教科書が改訂される。翌年には高校の改定だ。最終段階では共テで「情報」の必修化や「英語4技能試験」なども検討されている。 日々の学習の中で、新たに訓練で養うべき能力は次の2つだと断言する。 1 長い会話のように、大量の情報の中から必要なものを収集する能力 2 「問題点の明示」「具体的な試行錯誤」「構想をたて考察」「全体を振り返る」という4段階を踏んだ思考手順によって、直面した課題を解決する能力

GVではこんな授業をしていきます

おまえを、ALMにしてやる。

以上だ。