傾向と対策

試行調査の内容からも大きな変化が予想されていたが、基本的なスタイルはセンター試験と変わらない形となった。

 

〈現代文〉
本文と設問の難易度は標準的であり、取り組みやすい内容であった。ただし、問5の新傾向の「学習の過程」の問題はかなり長い文量となり、この問題で時間がかかってしまった受験生が多いことが想定される。この問題については今後、相応の対策が必要となる。

 

〈小説〉
詳説においても本文と設問は標準的であり、全体としてはセンター試験と大差がない形となった。ただし、問6の新傾向の問題はかなり長い文量であり、本文と資料の関連性を踏まえて解答する必要があった。この問題についても今後、相応の対策が必要となる。

 

〈今後の対策〉
これまでのセンター試験で求められていた力を高めながら、本文と資料の関連性や作問の意図を見抜いて要領よく解き進める力を身につけることが重要となる。そのためにも、基本的な読解力はもちろん、内容を俯瞰して関連性を見抜く練習が必要となる。

 

国語科担当 田名真之