本記事では、来年より始まる新テストに向けてGVの各教科がどういう取り組みを行なっているのか?また、新テストのどういう所に対応しているのかを金城がナビゲーターとなり、GVの講師一人ひとりにインタビューしていきます。今回は、第2弾として大城先生へGV英語の取り組みに迫っていきたいと思います。という事で今回のテーマは、

『GVの英語はどう新テストに対応しているの?』

です。

 

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金城 『今回は新テストに対してGVの英語科の取り組みについて聞かせていただけたらと考えております。本日はよろしくお願いします。まずは、新テスト英語はどのような変化を現行のセンター試験と変わってくるのかを聞かせて下さい。

 

大城 新入試英語の変化の大きな特徴として挙げられる事が3つあります。まず一つ目の大きな変化は、大問1・大問2がこれまでは発音やアクセント、文法といった問題でしたが、これが無くなります。この変化はかなり大きいと考えます。大問1から大問6まで全てが長文読解の問題になり、英文がこれまで4,500字程度だった所から5500字くらいに変わり1000字くらい増加します。だからこそ、これまで以上に読むスタミナが必要になってきます。』

 

大城 2つ目の変化はリスニングと筆記の比率についてです。これまでのセンター試験では筆記が200点に対して、リスニングが50点でした。その割合が新テストでは1対1になります。筆記が100点、リスニングが100点の200点になるので、今あるセンター試験よりリスニングの比重が重くなるというのが、大きな違いです。』

 

 

大城 そして3つ目の変化は民間試験の導入です。民間の試験を来年から受けないといけなくなり、GTECや英検、この2つが主になると思います。それを受けるために対策もしないといけないのもこれまでとの違いです。ただ点数的には割合は低く、1割くらいしかないので(その比率は今のセンターでいうと、第1問の発音アクセントくらい)、民間試験に力を入れるのも大事だけど、新テストに比重をおいたほうが特に県内の琉球大学を地方国公立だったら、大事じゃないかなと思います。民間試験の利用については大学によって違うので、詳細は下記のなども参考に確認ください。

 

国公立大学別の英語民間試験利用状況について

 

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金城 『それでは、そんな変化を遂げていく新テストに対してGVではどのような取り組みをしているのか?今後どのような取り組みをしていくのか?を教えていただけたらと思います。

 

大城 『GVでは、高校1年生2年生は授業中英検長文文法問題等解く時間を作り、民間の試験に慣れる時間を設けており、しっかりと点数が取れるような授業を組み立てています。特に、スピーキングとかライティングが来年から導入されるので、今GVで準備しているのが、スピーキングの練習としてTOEFLとか、GTECとか英検のスピーキングの問題を最初は日本語交じりではじめ、英語だけで会話が出来るレベルを目指し、スピーキングの練習を10月からスタート予定です。スピーキングに取り組む中で多いのが、模範回答を覚えるというものですが、模範回答を覚える前に質問に対して日本語で答えられない子が多いので、まずは英語を質問する前に日本語で答えられるようになる練習をした後で、英語のスピーキングに移行していきます。

 

大城 『例えば例として、学生は大学生になったら一人暮らしをするべきか?そうじゃないか?という質問があり、その質問に対して30秒で答えないといけないという問題があります。日本語でも答えきれない子が多いので、まずは日本語で練習して英語に移行していくという対策をGVではしていきます。その時に、定型句とかを覚えてスピーキングに慣れていく。スピーキングに慣れてくるとリスニングも良くなってくるので、スピーキングとリスニングを鍛える授業も作っていきます。

 

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金城 『ではここで質問なんですが、現段階で高校2年生が今から新テストに向けて対策を行うなら、どのように取り組めば良いですか?

 

大城 『新テスト、後GTECとか英検もそうなんですが、基礎学力が大事になってきます。これまでと同じように基礎学力をつけている子にとっては、さほど今回の入試の変化はあまり影響がないのですが、英語が苦手な生徒にとっては基礎学力があるかないかは、勉強を進める上でも凄く重要になってきます。だからこそ、単語とか熟語英文法は中学校と高校1年生までが凄く大事なので、まずはそこを固める事が大事です。GVに1年生で入ってきた生徒もまずは、基礎学力を身につけていく事を1番はじめにやってもらっています。それをやりながら、新テストに合わせた長文やリスニングの対策もするので、これを同時並行していけば良いと思います。新テストに合わせて難しい問題を最初からやり続けると、結局は基礎がないと伸びないので、まずは新テストでも結局は基礎学力をつけることから始めていただけたらと思います。

 

大城 『英語が苦手な高校2年生は、今から始めることをオススメします。これまでのように先輩が大丈夫だったからと、3年生から始めようかなと思っていると結構大変になってくるので、ぜひ今からですよw